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合山林太郎(ごうやま りんたろう)

大阪大学大学院文学研究科(コミュニケーションデザイン・センター)准教授

 

1 日本人が作った漢詩文について考える

私が専門としているのは日本漢詩文です。古代から現代にいたるまで、日本人は、漢文を用いて、自身の考えを主張し、感情を表現してきました。近代においても、西郷隆盛や夏目漱石はみな漢詩文を作っています。

日本の文学と言うと、多くの人々が『源氏物語』や『おくのほそ道』などの和文の作品を思い浮かべます。しかし、漢詩をはじめとして、漢文の作品も数多く残されており、江戸・明治時代には1万点以上の漢詩文の作品集(詩文集)が編まれています。こうした漢詩文を軸として日本文学を考えることによって、その新たな側面を発見することができます。

私は、日本漢文学の中でも、とくに幕末・明治期の社会のなかで漢詩文という文芸が果たした役割や、江戸・明治時代における中国古典詩論の日本への影響などについて研究しています。

関連リンク: 日本漢文学プロジェクト

 

2 海外の人々とともに日本文学を考える

海外に関係する日本文学の研究をいくつか行っています。たとえば、留学生の人たちに集まってもらって、日本の近代小説(掌編)を多数の言葉に翻訳し、それぞれの地域において、小説がどのように理解されるかについて考えゆくというプロジェクト(日本文学多言語翻訳プロジェクト)を行っています。また、江戸時代以降の日本文学の中に描かれた海外のイメージ(表象)をあとづけることについても調査を行っています。

関連リンク: 日本文学多言語翻訳プロジェクト

関連リンク: 大阪大学・チュラーロンコーン大学 日本文学国際研究交流集会